老朽化した地区公会堂の立替え計画。
既存公会堂は南側隣地の住宅の日影によって直射光が全く入ってこない暗い室内でした。
また地域の祭りの際に使用する山車(だんじり)を格納する倉庫前には拡がりがなく、祭りの準備も難しい状況のように見受けられました。
新しい公会堂においてはこの2点を大きく改善する建物配置からスタートしました。
日影となる南側には倉庫と広場を配置し、山車の準備もしやすい拡がりを作りました。また同時に広間を北側に配置することで、南側からの日光が沢山広間に入るようにしています。
トイレ・キッチン等の諸室は西側へ集約し、全体としてはシンプルなL型の建築としています。
地域住民からも内部の活動の様子が分かるように、南北両面に大きな窓を連続して配置しています。
光・風・視線が抜ける開かれた地区公会堂としています。