<岡山の自邸+アトリエ>
<ARCHITECT'S OWN HOUSE>
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南側外観。騒音や交通量の多い南側は閉鎖的なつくりとし、北西側に対して開いたつくりとしている。
外構床は白御影石張り。縦のみ目地を広げてダイカンドラの緑をみせている。背後の山の緑と庭木が連続していく。
瓦屋根に焼杉。この地域で昔から使われてきた素材を使いつつ、現代的な納まりにすることで古くも新しい住宅としている。
玄関へのアプローチ。3層の屋根が重なりあうように続いている。近年の豪雨や日射に対応し玄関前に大きな屋根を架けている。
北西角の庭から住宅を眺める。庭に面してテラスを配置している。
庭に面したテラスは奥まった位置にあり、交通量の多い道路側からは見えない落ち着きのある場所となるようにした。
吹抜のダイニングの先には、天井高さを抑えたリビングが続いている。ほぼ全ての部屋がダイニングの吹抜に面している。
吹抜のダイニングの横にはカウンターを設えたキッチンを配置。さらにキッチンの奥にはテラスをつくった。
北西角の庭に面して大きなキッチンの窓があり、気持ちの良い光が漆喰の壁を照らしながら室内を満たしている。
籐巻きの柱越しにリビングを見る。吹抜のダイニングとは、アイランド家具を介して緩やかに隔てている。
吹抜のダイニングの一角にグランドピアノを配置。ちょっとしたコンサートもできる空間としている。
2階から見下ろした様子。ピアノの床から玄関まではレンガタイル仕上げ。
一体的なLDK空間であるが、それぞれカウンターやアイランド家具によって緩やかに分けている。
リビングからテラスを通して庭を眺める。造作のソファ・本棚と木製建具で一体感をつくった。
南の交通量の多い道路側は閉鎖的につくり、北西角の庭方向へは開放的につくっている。
室内から北西角の庭の緑がきれいに見えるように設計した。
キッチン横にテラスを設けることで、テラスでの飲食など使用頻度が高まるように計画した。
リビングの造作家具の詳細。所作にあわせて照明やスイッチ位置まで細かく配慮している。
リビング奥には主寝室があり、一階のみで生活が完結できるような平面計画としている。
雑木の庭越しにテラスを見た様子。造園家と意見を出し合いながら共に造園計画を行った。
小さな庭であるが、隣家の緑と連続させながら、奥行きの感じられる雑木の庭とした。
瓦屋根と焼杉。この地方の伝統的な美意識を継承できたらと考えた。